変化と新しい価値の創造

 

顧客に満足される新しい機能の創造
社会、自然環境との調和
社員の個性尊重

 

-意欲と能力の発揮による各人の豊かさの実現-

私たちエスイーグループの原点、それは、挑戦と成長を通じて社会に貢献していきたいという想いです。
 

1967年に創業した株式会社エスイーは、日本により確かな社会インフラを実現すべく、フランスS.E.E.E.社( 現INGÉROP[アンジェロップ]社)からSEEE工法を初めて国内に導入しました。以降、1973年に地すべり防止用の「SEEEグラウンドアンカー」を開発したほか、1989年には日本初となる鋼材よりも安価なコンクリート製の斜張橋を実現し、さらに1995年には「新型落橋防止装置」を製品化するなど、高度な技術と豊富なノウハウに裏づけられたイノベーションによって、安心で安全な社会インフラづくりに寄与しています。
 

そして近年、鉄筋コンクリート、プレストレストコンクリートに続く、第三世代のコンクリートとして研究開発を進めている「ESCON®」は、圧倒的な強度と耐久性を実現し、土木・建設、建築、補修・補強など幅広い用途に適用できる画期的な製品です。その特性は、建設業界の構造改革、防災分野や原子力分野への活用、ひいては地方創生の呼び水としても期待されるなど、社会の様々な領域に大きな革新をもたらす可能性を秘めています。
 

こうしたものづくりに取り組む一方で、当社は官と民とのパートナーシップによるPPP(Public Private Partnership)という新しい公共事業方式の有効性に着目し、2001年、その発祥国フランスのINGÉROP社との合弁で株式会社アンジェロセックを設立しました。そして、国の財政問題を背景に従来型の公共事業が低迷する中、人々の暮らしに欠かせない社会インフラを整備・維持していくための新たなスキームとして、このPPPを国内外に提案し続けています。
 

2009年以降、当社は積極的なM&Aを通じて業域の拡大を図り、現在では株式会社エスイーのほか合計5社からなるエスイーグループを形成しています。こうした戦略的M&Aは、製品の内製化による原価率低減や短納期化といったシナジーを生み出しながら、市場環境の変化や業績変動を互いに吸収・補完し合える、バランスの取れた成長基盤を当社グループにもたらしました。
 

また、事業を現地化したベトナムを基点とする東南アジア、さらにアフリカ諸国などへの海外展開を通じて、当社グループは国際競争力の強化に努めながら社会貢献の場を世界に広げています。フランスから学んだ技術やノウハウを日本で活かし、それをさらに進化させ、これからはいよいよグローバルな舞台でその成果を大いに発揮していく時です。
 

こうした飽くなき挑戦と絶え間ない成長を続けながら、私たちエスイーグループは、今後も社会とともに歩み続けていきます。


 

エスイーグループCEO
株式会社エスイー
代表取締役会長
森元 峯夫