愛媛県久下地区は、元々地すべりが確認されており、対策が必要とされている地域でした。そこに観測史上最大規模の降水量となった平成30年7月の豪雨によって更に追い打ちをかける形となり、グラウンドアンカーによる地すべり対策が必要となりました。

当社グラウンドアンカー537本が施工され、その内、サーチャージ水位(洪水時に一時的に貯留される最高水位)以下の部分には、高耐久性のESCON受圧板227基が採用されました。設置場所が道路の谷側であったため受圧板は軽量であることが求められ、ESCON受圧板が採用されました。また当地区は県立自然公園に指定されており、自然景観を保持するためESCON受圧板も茶色に着色して対応しました。

 

物件名 : 令和元年度 久下地区地すべり抑止工工事

発注者 : 国土交通省四国地整 山鳥坂ダム工事事務所

製品名 : ESCON受圧板19SS-800