和歌山河川国道事務所管内で実施された『国道24号橋梁補修工事 B地区 溝橋』において、ESCONによる現場打ちが初めて採用されました。
ESCONは当社が開発した『超高強度合成繊維補強コンクリート』で、超高強度・高耐久といった特長を有しており、構造物の小断面化や長寿命化が可能な材料です。従来はプレキャスト製品として活用されてきましたが、この度、現場打ちとしては初実績となります。
(ESCONの詳細情報は下のリンクよりご覧いただけます。)
この工事は国土交通省において繊維補強コンクリートの床版への適用性を確認するための試行工事として計画されました。工事の内容としては、BOXカルバートの頂版撤去工として約7㎡の頂版をはつり、頂版復旧工として約2.5㎥のESCONを使用して打ち替えるものです。また、一般的に超高強度域のコンクリートは特殊な練混ぜ機を必要としますが、本工事においてESCONの練り混ぜは、汎用性の高いアジテータ車(通称コンクリートミキサー車)を使用して現地で練り混ぜを行っています。
本工事により、ESCONの現場打ちについての施工性および諸性能が確認できました。今回の実績は、ESCONのプレキャスト製品のみならず、今後の現場打ちでの適用に向けて、重要な一歩になったものと考えております。
また、当日は道路・鉄道の構造物に関するニュース・報道サイト「R2SJ社」による取材も行われ、その様子は以下のサイトからご覧いただけます。
ESCONとは https://se-escon.jp/about/
ESCONの製品情報 https://se-escon.jp/products/