代表取締役会長
森元 峯夫

 

平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
エスイーグループは皆様が安心・安全な生活ができる社会の実現に向けて社会インフラ整備に全力で取組んでまいります。

第38期(2019年3月期)の業績

当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境の改善などを背景に緩やかな回復基調で推移いたしましたが、海外では米中貿易摩擦の問題や世界経済の減速への懸念もあり、景気の先行きは不透明な状況が続いております。

 

このような経営環境のもと当社グループでは、建設市場で、建設資材としての各種ケーブル製品の販売とそれに付随するエンジニアリングサービスを提供しております。海外建設市場においては、海外向け建設資材販売の強化を図っており、また、建設コンサルタント事業として、アフリカのフランス語圏を中心とした特長あるコンサルタント事業を展開しております。

 

中・長期的に公共投資が縮減傾向となるなかで、公共事業への依存低減を図るべく、建築市場での民間需要向け資材販売事業へ参入し、さらには、公共・民間両市場をターゲットとした鉄鋼製品および鉄骨工事ならびにESCONを始めとするコンクリート製品の販売にも活動領域を拡げております。

 

また、国土を支える道路・橋梁・トンネル・ダム・港湾などの社会インフラ設備の老朽化に対応した補修・補強工事業に進出するなど、エスイーグループ全体としての戦略的M&Aの推進によるグループ相乗効果を発揮することにより、中・長期的な売上、利益確保に取り組んでおります。

この結果、当連結会計年度の売上高は、ケーブル製品分野における災害復旧工事や補強工事に使用されるケーブル製品の納入が好調であったことやコンクリート製品分野の売上が寄与し、また、建設コンサルタント事業における設計業務収入が好調に推移したことなどから、売上高224億12百万円(前期比11.0%増)と増収となりました。

 

利益面では、売上高増加による利益増加があったことから、営業利益11億20百万円(前期比17.4%増)となりました。経常利益および親会社株主に帰属する当期純利益については、前連結会計年度には海外の持分法適用会社の持分法による投資利益(負ののれん償却額)の一時的な計上があったことなどから、経常利益10億79百万円(前期比2.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益6億99百万円(前期比2.9%増)となりました。

第39期(2020年3月期)の見通し

今後の見通しにつきましては、公共事業費は補正予算規模や大型プロジェクトの動向などにより若干の増減はあるものの、中・長期的には公共事業費の縮減傾向に大きな変化は無いものと思われます。

 

このような状況のもと、当社グループが関与する事業では、建設、建築産業の就労人口の減少がますます進むと予想されるなか、エスイーグループ各社との相乗効果を通して、建設用資材、建築用資材、鉄骨工事、鉄鋼関連製品ならびにESCONを含むコンクリート製品の拡販など、引き続き利益重視の経営を推し進めていく方針であります。

 

以上のことから、通期の連結業績見通しにつきましては、売上高228億円、営業利益11億53百万円、経常利益11億50百万円、親会社株主に帰属する当期純利益6億77百万円を見込んでおります。