100mのケーブルが生まれる場所。
山口工場 原克仁

主要製品を生み出す、製品技術の中枢基地。

山口市の山間にある、山口工場。ここではエスイーのほぼすべての主要製品を製造しています。試験研究所が併設され、設計部門もある、当社の製品技術の中枢です。
当社の製品は、基本的にはどれも何本もの鋼線をより合わせた「ケーブル」と、それを地面やコンクリートとつなぎ止める「定着部分」から成っています。すごく簡単に言うと、仕入れた鋼線を決められた長さに切って定着部分を接続する、というのが製造ラインの作業。とはいえ、使われる場所や目的によって長さが全然違いますし、特注品も多い。落橋防止用の1mほどのケーブルから100m近いグラウンドアンカーまで、引っ張り荷重も20t~500tと多種多様です。
入社して4年間、私はこのような製造現場の工程管理を担当していました。不良品を出さず納期を厳守し、なおかつ製造効率を上げるのが工場の使命。現場にいる50名近い製造スタッフと知恵を出し合いながら工程改善を行い、成果が出たときにはうれしかったですね。逆に、特注品で営業からの発注内容を現場に伝え忘れ、不良品にしてしまったときは、ほんと申し訳なかった。入社間もない頃のミスでしたが、以来、連絡の徹底には人一倍気をつけています。

 

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現場から視点を大事にした製品を作りたい。

2009年4月からは技術課へ移り、主に立ち会い検査を担当しています。お客さまが工場へ来て、その目の前で製品の強度検査を行い、確認の上で納品するのです。構造物の強度と安全を支える製品ですから、厳重なチェックと膨大な申請書類が必要となるのです。
神経を使う仕事が多いので、たまに施工現場へ行って技術指導をするのが楽しみです。そもそも就職する際、「施工業者ではなくメーカーという立場なら、いろいろな現場の施工や設計を知り、幅広く知識を得られるはず」というのが志望動機でしたから。
若いうちから製品開発に参加したり、提案のチャンスがあるのが、この会社の魅力だと思います。今の目標は、もっとお客さん目線、現場からの視点で、製品づくりに深く関わること。工場で勉強すべきことが、まだまだたくさんあると思っています。

 

私の仕事とエスイーの商品・技術

高い強度と施工性を持った、エスイーのケーブル

エスイーのケーブルは、高強度のPC鋼線をより合わせた束を、さらに何本もより合わせ、防錆油でアンダーコーティングした上にポリエチレン被覆を施す、という構造になっています。引っ張り強度だけでなく耐候性・耐薬品に優れ、永年にわたりメンテナンスフリーという優れもの。しかも定着具はネジ式の製品が中心で、ナットだけで簡単確実に定着可能。施工現場からも高い評価を受けています。